ぎこちないブログ

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悪口をやめた小5の冬

あまり記憶の残っていない私でもよく覚えている。小学5年生の時、とても些細な理由で仲間内からハブられたことがあった。このハブりは女子の中じゃよくある交代制のハブりで、小学5年生にしてついに私の番が回っていた。

ハブられた私は同じクラスでハブられ仲間のAちゃんと接する時間が続いた。スキー授業の時、スキー靴を履きながら私たちはこんな話をした。「悪口なんてくだらないよね」「悪口は言わないって約束しよう」我ながら達観した子どもだと思う。それから私たちは悪口を言うことはなかった。自分たちをハブにする友だちのことを悪く言いたくなるだろうに、悪口は私たちの前から姿を消した。

Aちゃんとはハブられ仲間になってからよく遊んだ。どんな遊びをしたかはあまり覚えていないが、たしかシルバニアがあったり(小5でも懐かし~みたいな感じになって)、ネイルしたりとかだったと思う。悪口のない空間というのはとても快適だった。

 

それからしばらくして私たちはハブりの期間を終えた。その後Aちゃんとはどうなったかよく覚えていないのだけれど、クラス替えもあって、少し疎遠になったように思う。小学生とはそんな程度な気がする。私も別の友だちと仲良くなり、その子たちと卒業まで過ごした。

悪口を言わないという約束の終着点がどこだったかも覚えていないし、ぶっちゃけ6年生になった時に悪口を言ったことがなかったかと問われると苦笑いをせざるを得ない結果だと思われる。

 

大人だの子どもだの関係なく「悪口はくだらない」と思う。しかし残念ながら大人になった私の脳内には悪口が蔓延する。人生は不条理だから仕方がないとか、自分ひとりで生きているわけではないから不満が募るのはどうしようもないとか、適当に言い訳をつけてしまう。特にインターネットには愚痴がわんさかあるし、毒されてしまうよわよわな自分もいる。悪口に批評という皮を被せて取り繕ったりもしているかもしれない。

とにかく完全に悪口・愚痴からの逃れることはほとんど不可能なのがこの世の中だ。poisonというやつである。小学生の世界は狭い。だから悪口を言わないという約束を守ることができた。その頃の小学生は携帯電話も持っていなかったし。友だちと学校以外で連絡するツールがなかったのも大きな要因だろう。

大人になった今でも、心のどこかで「そうだよな、悪口なんてくだらないよな」と小5の私を思い返せる。そう思えるだけでもこの思い出は身になっているのかな。